振袖選びの際に、参考にしていただきたい5つのヒントをご紹介しています
1 振袖の”格”で選ぶ
2 料金で選ぶ
3 色や柄の好みで選ぶ
4 サービス内容で選ぶ
5 後悔しない振袖選び
6 様々な特典で選ぶ
今回は、第5回目ということで、5番目の「後悔しない振袖選び」をテーマにお話しさせていただきます!
振袖を着る機会は、生涯で何度もない晴れの舞台です。しかし、この世に星の数ほどある振袖から自分だけの一着を選ぶ作業は、簡単ではありません。振袖選びをされた方から、色んな感想を頂いており、その中から参考にしていただきたいケースをいくつかご紹介させていただき、後悔しない振袖選びの参考にしていただきたいと願うしだいです。
かぶってしまうショック
友人の結婚式などで着る機会が何度かある方もいるようですが、多くの女性が成人式の1回だけしか振袖を着る機会がないようです。だからこそ自分だけの、納得の行くお洒落を楽しみたいですよね。しかし、成人式の会場や町中で、自分と同じ色柄の振袖にばったり出会ってしまうことは珍しくありません。現代の振袖の柄は機械プリントですから、布地にプリントする際に金属の型をまず作ります。この型をつくるのにも費用がかかりますから、一つの型から一着の振袖だけを作っていたらとても採算が合いません。よって、一つの型から同じ柄を一定数プリントすることになり、どうしても同じ柄の振袖ができてしまいます。滅多にあることではありませんが、同じ色柄の振袖が接近してしまうことは起こり得ることです。
⇒大正時代のアンティーク振袖は、注文主がそのお嬢様が着用する予定の3~4年前に注文し、注文を受けた職人はじっくり時間と手間暇をかけて最高のものを仕立て上げることになります。素材は純国産絹糸の縮緬で、模様は手描きです。また、手刺繍もふんだんに施されていますから、それだけの時間が必要ですし、すべて手仕事ですから同じ色柄の振袖はこの世に存在しませんので、かぶってしまう心配はありません。