東京八王子のアンティーク振袖専門店です!大正時代の本格的アンティーク振袖をフルセットで提供しております。振袖を着ることができる機会は一生のうちで何回もありません。思いっきり自分だけのお洒落を楽しんで下さい!手描きのアンティーク振袖ですから、同じ色柄の振袖はこの世にありません。ママが振袖を着る”ママ振り”や成人式に利用していただいております。
次のコーナーで、実際にママ振りを体験されたお客様の感想を載せておりますので、参考にしていただければ幸いです!
私は、東北の出身で大学から東京に出て来ました。成人式の参加は特に考えていませんでしたが、田舎の母が振袖を用意するから田舎へ帰って式に出るように言うので、田舎での式に参加することになりました。振袖には特別なこだわりはなく、母が用意してくれるというので、自分で振袖を選ぶことはなく色や柄の好みを簡単に伝えすべて母にやってもらいました。大学の勉強が忙しかったので、とても助かりました。
ちょっと前の話ですが、松たか子が紅白歌合戦の司会を務めた時に、母だったか祖母だったかの振袖を着たことが話題になり、それ以降母や祖母の振袖を着ることを”ママ振り”というようになったのだとどこかで聞きました。また、成人式に何らかの事情で振袖をきることができなかった方が、子供ができ時間やお金の余裕ができた頃にママが振袖を着て記念写真を撮ることも”ママ振り”と言い、今”ママ振り”をやる人が増えているということもどこかで聞きました。
さて、母が成人式に選んでくれた振袖は、微妙な部分の違いはあったものの概ね私の好みに沿っているものでとも感謝しています。その後大学を卒業し、就職と結婚を経て今は二児のママとなりました。子供達の世話も少し手が空くようになり、ふと成人式のことを思い出すことがあります。自分の着た振袖のことを考えると、やはり自分が心から納得できる振袖ではなかったのではないかという思いが起こることがありました。そこで、ママが着る”ママ振り”をネットで調べてみたら、”ママ振り”のサービスをやっているところがあり色々と調べてみました。それまでアンティークの振袖のことは知りませんでしたが、そこで初めて大正時代のアンティーク振袖を知りました。今まで見たこともないような色と柄ですっかり気に入ってしまいました。自分はまだ30代の中盤で、まだ振袖を着てもそれほどおかしくは見えないのではないかと思いますし、まだ輝いているうちにしっかりした振袖姿を写真に残しておきたいと思うようになりました。
ママ振りにチャレンジしようと考えるようになりましたが、問題がいくつかありました。ママ振りをやるとなれば丸一日二人の子供の相手を旦那が引き受けてくれるかどうかが気がかりでした。相談すると旦那は快く応じてくれましたので、まずは安心しました。もう一つは、費用の問題です。自分が気に入ったセットを選び料金を聞いて驚きました。成人式で振袖をレンタルする場合の相場はだいたい判っていましたし、振袖が大正時代のアンティークなので、結構な額を覚悟していました。しかし、現代物の相場よりずっと安い料金でした。
撮影の当日は、朝からヘアーと着付けで90分くらいかかり、それから撮影場所に移動しました。人生で何度も無い、おそらくこれが最後になる振袖姿を写真に残すので、どこか記念になるような場所で撮りたい希望を伝えると、都内のレトロ建築をいくつか提案していただきました。私が選んだ場所は、日本建築と洋風建築の両方がある場所です。ショップの方に、そこまで車で送っていただき、カメラマンによる撮影が済むとまた車で送っていただきました。2週間後にリタッチ(修正)済の写真が届き、しばらくは悦に浸っていました。お金は後から埋め合わせできますが、若い時の時間は取り戻すことができないので、今回は本当に楽しく貴重な体験でした。旦那も写真をみるなり、「財閥の令嬢のようだ…」と言ってもらい、とても嬉しかったです。