SDGsという地球規模の環境問題に、人類共通の問題認識と解決策として共有されています。環境とは自然環境だけでなく、人間が生活を営む社会環境も含めての解決を図ろうという取り組みのようです。
そのSDGsとは反対に問題が指摘されている現象があります。我々日本人はファーストファッションとどのような関りがあるのでしょうか?2015年と比較すると、ファーストファッション店は倍増していると言われています。日本のマンションや戸建ての家には、欧米に比べてクロゼットが広めに造られていると言われています。それだけ多くの衣類を収納できるキャパシティーがあるということでしょう。スペースがあればゆったりした収納をするのかと言うと、スペース一杯に衣類を詰め込んでしまいがちになってしまう、そんなご家庭が多いのではないでしょうか。
ところで、現代の振袖はファーストファッションの範疇にはいるのでしょうか、それとも、ファーストファッションとは無縁の範疇なのでしょうか?厳密な定義がある訳ではありませんので、何とも言えない面もあります。生地や模様を大量に機械でつくり、日本以外の低賃金の国の環境があまりよくない工場に面倒な仕立ては発注し、仕立て上がったものを大量に船で運び、日本のショップでレンタルや販売を行っているという構図を見れば、洋服のファーストファッションと同じ範疇と見るべきなのかも知れません。